【書評】「雨の降る日曜は幸福について考えよう」橘 玲
橘玲氏の2004年発行の著作で、氏が単独で発表した小説以外の本としては3作目になります。 というわけで今回は橘玲氏シリーズの3作目です。。 読んでみた雑感としては、橘玲氏の考え方の概要、入門編的な一冊といった感じ。すでに他の本を読んだことがある人には簡単すぎて物足りないかも。一〜二時間程度でさくっと読める内容です。実際に内容説明のところに「黄金の羽根」のエッセンスとも書いてありますしね。辛口のエッセイという位置付けかな。 あと珍しいことにFAQがあったりします。著者のスタンスというか考え方がより直接的に濃縮されているのでファンなら必読かな?ポストモダン哲学やリバタリアニズムなどについても書いてあって、良くも悪くも資産運用についてだけでなく著者の思想的なことがよく伝わってくる本でした。