資産運用

アクティブファンドとインデックスファンド

投稿日:2018年6月29日 更新日:

こんにちは、ぐだおです。

今日は投資信託の区分けの一つとしてアクディブファンドとインデックスファンドについて書いていきます。投資信託については過去記事でかきましたのでそちらをご参照ください。

アクティブファンドとインデックスファンド

アクティブファンドとインデックスファンドの定義

投資信託はその運用方法によってアクティブファンドとインデックスファンドの二種類に大別され、「インデックスファンド」はベンチマークと呼ばれる特定の指数に連動した投資成果を目指すのに対し、「アクティブファンド」はファンドマネージャーが独自の運用方法によってベンチマークを上回る投資成果を目指します

インデックスファンドは、ベンチマークを構成する商品をベンチマークと同じ割合で組み入れて運用しています。従って、その運用はあくまで運用額の変化に伴ってベンチマークと同じ割合で商品を機械的に売買することになります。インデックスファンドはベンチマークと連動するはずですので、インデックスファンドの良し悪しは運用コスト・ベンチマークとの連動性・連動しているベンチマーク自体によって評価されることになります。一方で、アクティブファンドでは、ファンドマネージャーが自らの判断で組み入れる銘柄やその組み入れ割合を随時判断して、ベンチマークを上回る投資成果を目指しています。従ってアクティブファンドの運用成績はファンドマネージャーや運用会社の運用能力等に依存することになります。

以前に投資信託とETFについて紹介しましたが、投資信託と同様にETFにもインデックスとアクティブがあります。ですが、最近は海外ではアクティブ型のETFが増えてきてはいるものの、基本的にETFはインデックスファンドだと思っておいて良いでしょう。

アクティブファンドとインデックスファンドどっちが良いのか?

アクティブファンドとインデックスファンドのどちらが良いのかについては未だに議論の余地はあるところですが、アメリカ株式という点では基本的に決着はついており、ほとんどのアクティブファンドはインデックスファンドより成績が劣るということが分かっています。実際にSPIVA® Statistics & Reportsのデータによると、2017年の年末の時点で”Percentage of Large-Cap funds that underperformed the S&P 500®”=「アメリカ株のインデックスであるS&P500より成績の悪いアメリカ株運用ファンドの割合」は過去5年間の成績でみると84.23%もあることが分かっています。この期間をさらに過去10年間、過去15年間へと伸ばしていくに従ってこの割合は~93%近くまで上昇します。
 
株式はあくまで売買でやり取りされていますので、基本的にはインデックスファンドを上回るものと下回るものがそれぞれ50%の割合であるはずです。これを大きく下回っているということから、以下の二つの可能性が考えられます。(1)一部のアクティブファンドが莫大な利益を上げており、一方で残りの多くのアクティブファンドはインデックスを下回る成績しかあげられていない。(2)アクティブファンドはインデックスファンドよりも人的コストや売買コストがかかるためどうしても運用コストが高くなってしまうが、このアクティブファンドの高い運用コストを補えるだけの成績を長期間あげることができない。まあ、長期間で見ると二つ目の理由が主な要因なんだろうと思います。このように、あくまで過去のデータからの予測になりますが、アメリカ株に関しては長期保有をするのならアクティブファンドよりインデックスファンドということです。
 
さて、ここで日本株です。個人的には日本株で資産の多くを運用するメリットはあまりないと思うのですが、一応説明しておきます。さきほどと同様に日本のデータをSPIVA® Statistics & Reportsでチェックしてみると、2017年の年末の時点で”Percentage of Japanese Large-Cap funds that underperformed the S&P/TOPIX 150″=「日本株のインデックスであるS&P/TOPIX 150より成績の悪い日本株運用ファンドの割合」は過去5年間の成績でみると実はわずか44.31%です。過去10年間まで広げてもこの数値は55.96%までしかあがりません。というわけで、日本株運用ファンドのアクティブファンドの運用状況は米国株運用ファンドと比較すると実はそれほど悪くはないことが分かりました。アメリカ株となぜこうも違うのかという理由を考えてみます。この理由はおそらく日本株運用ファンドを運営するマネージャーが相対的に優れているという訳ではなく日本株と米国株の違いによるものだと思います。アメリカ株はここ数十年間、平均年率8%で成長を続けています。つまりそれだけインデックスファンドの成績が良いということです。これに対して、日本株は株高の現在でさえ30年近く前のバブル期の株価を越えることができていない。つまり日本株をただ保有しているだけではここ30年間資産が増えない=インデックスファンドの成績が悪いということになります。日本株はこのように米国株と異なり長期の上昇トレンドがないことに加えて、ボラティリティ(volatility=変動の激しさ)が高いという特徴があります。つまり、それだけ頻繁な売買によって利益(損失)をだす機会が多いということでもあります。この機会の多さが高い運用コストを補えるだけの利益につながるのではないかと予想されます。というわけで、日本株をファンドで運用する場合には、自分が信頼するファンドがあるのならアクティブファンドを、そうでなければ最も低コストのインデックスファンドで運用しましょう

おわりに

まだ若い人が資産を運用する際には、将来的な円安リスクと日本と米国の株価の成長比率の違いを考えると、日本株よりも米国株(海外株)で運用した方が良いと個人的には思っています。ただ、短期的には為替リスクがのってくる可能性もあるので、日本株で運用するメリットもない訳ではありません。実際に私も資産の5-10%程度は日本株というかアクティブファンドであるレオスのひふみプラスで保持しています(実際にはひふみは去年の途中から海外株を組み入れ始めて、現時点で~10%は海外株なので、純粋な日本株のファンドではありませんが。ひふみは運用額が~1兆円にもせまる超巨大ファンドなので日本株だけでは運用が難しくなってきたのかもしれません。それだけ人気だということでもあります。)。アメリカ株ならETFですが、バンガードのVTI, VOO, VYMかQQQとかですかね。セクターを絞っても良いと思います。というわけで、みなさん、よく調べた上で投資方針を決定して、あとはしゅくしゅくと積み立てていきましょう。では。。。

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