【書評】「マネーロンダリング」橘 玲

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その後、秋生のもとにヤクザの「黒木」が現れ、麗子が五十億円を持って消えたことを知らされる。5億円のはずが50億円である。そして原因究明のために秋生は東京へと向かうのであった。倉田老人とか濃いキャラが出て来て、ここから物語が盛り上がっていきます。電話秘書や私書箱サービスを運営する仕事仲間チャンや秋生に好意をよせるメイなど主要キャラの人間関係が複雑に絡み合い、一気に最終章の佳境へとはいっていきます。

最後に、ストーリーの本筋とは離れますが、地味に印象深かった場面だけ残しておきます。
本書が書かれてた時点ではドットコムバブル崩壊後の株安なのだが、ドットコムバブルで大損をした登場人物、トスカーナ料理屋の料理人カルロが持っているアマゾン株は現在までそのまま保持していたらざっと100倍以上になっているのである。アメリカの成長株には夢がありますね。では。。。

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